2008年12月の記事

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2008年12月20日(土) 20:38

積ん読(つんどく)

2008年も残すところ2週間を切りました。

日本人は12/31から1/1になることで、身も心もリセットされ、まっさらな自分になり、すべてを一からやり直せる−−−という、とても都合のイイ精神性のDNAを持っています。
だからこそこの時期、リセットするための儀式をむかえるために、何かとあわただしく動き回り、やり残した事はないかと自問自答したりしますよね。

僕の場合そんな中のひとつに”読み残している本”があります。

もともと1冊の本を集中して読み通すタイプではなく、その時の気分、場所、状況などに応じて、何冊もの本を少しずつ「つまみ読み」するタイプ。

その結果本は”積ん読”になります。

今日はその今年中に読まなければスッキリしない、僕の現在の”積んである”本の一部を紹介です。

映画より先に読んでおこうと思ったのに、未だ半分・・・

この本はもう1度読もうと思っての"積ん読”です。
整理の仕方を考える頭の中の整理の仕方、という切り口は目からウロコでした。

「深夜特急」で自分の放浪虫の琴線をわしづかみにされて以来のファンです。
”かつての旅人へ、旅の途上にある人へ、これから旅立つすべての人へ”という帯書きにはやっぱり負けました。

「チームバチスタの栄光」は大阪から帰る新幹線の中で読みきってしまうほど引き込まれました。
その読んでて楽しい感覚を長持ちさせようと、少しずつ読んでます。

「旅する力」よりも先に手元にありました。
”自分にとっての1号線を求める”というフレーズはやっぱり僕のツボにはまります。

 鉄腕アトム世代の人間は、しのご言わず読まなければいけない漫画です。

でももう20日
年賀状も大掃除もまだ手付かずの状態・・・・。

きっとこの本たち、2009年当初も僕の枕元に”積ん読”っぽいですね

written by hom [日常] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2008年12月11日(木) 11:13

手っ取り早さ

12月10日中日新聞の”中日春秋”には思わず唸りました。

ノーベル物理学賞を受賞された益川氏が現在の学校教育の悪しき点として、試験の選択式が多いことをあげられているそうです。
一から答えを紡ぎだすことをしないことで、「考えない人間を一生懸命つくっている」と。
それを筆者は教育界への「手っ取り早さへの警告」という言葉で結んでいます。

うーん、です。

建築界にも、その「手っ取り早さ」が浸透してきています。
本来建築(特に住宅)は、昔であれば、ダンナとお抱えの職人、現在ならば施主と設計者、という関係の中で、ダンナや施主の要望するモノを、職人や設計者がプロとしての意見を織り交ぜながら、時間をかけてじっくりと自分たちだけの答えを導き出していくのが理想、のはず。

しかし今の風潮は、パンフレットや展示場などの出来上がった空間の中から
自分に合うものを選ぶ、というまさに選択式。

もちろん背中合わせの考えとして、合理的、ということも言えると思います。

けれど、本当に高いお金を払い、なのに出来上がったら簡単にやり直しのきかない建築という業態に関しては、どんなに時代に逆行していると言われようとも僕は、自分の暮らし方、自分の趣味・嗜好の表現方法、はたまた自分の生き方にまで踏み込んで、一から考えに考え抜いてひとつの答えを紡ぎだしていくべきだ、派です。

「手っ取り早く」、「合理的」な考えは、機械的なモノにはなじみますが、人間の考え、感覚的なところに入り込むと、いろいろ弊害を生じます。

written by hom [考・想・感] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2008年12月5日(金) 23:28

大銀杏!

関取の頭ではなく、ホンモノの銀杏の大木に逢ってきました。

2日ほど前の中日新聞に載っていたので、これは見なくちゃ、と現場帰りに道草です



でした。まさに大木。

余分なことは言いません。百聞は一見に如かず、です。圧巻でした。

僕のように道草している方たちがたくさんいましたが、みなさんいい顔してるんです。

自然の創りだす形や色の迫力や存在感。
まさに年輪を刻んだ古木から溢れ出る包み込むようなやさしさ。

きっと皆さん(僕も)そんなところにやすらぎを感じてしまうんでしょうね。

自主的ボランティアガイド(たぶん近所のおじさん)からの情報を付け加えておきます。

この木はもともと小学校の校庭だったところになんらかの記念植樹として85年前に植えられたモノ。
そしてこの木は男木のためギンナンはできず、隣の保育園の園庭にある女木のほうにできる。
全てが落葉して片付ける時、銀杏の葉っぱは燃えんで困る!
今の黄色ももちろん綺麗だが、何もなくなった裸の大木の樹形もとても素晴らしい!etc.etc.

観覧される時の豆知識としてどーぞ

豊川市豊津町にあります。

written by hom [放浪] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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