現在施工中の住宅の一部屋の壁、天井に手漉きの紙を、施主さんご家族と、HOMと、その他誰でもやってみたい人たちで貼ります。
その手漉きの紙を買い付けに名古屋の熱田にある「紙の温度」さんに行って来ました。
今回買ってきたのはネパール産のロクタ紙。
ナチュラルで素朴な風合いの手漉きの紙です。壁と建具に貼ります。
天井は同じ紙のベンガラ(第二酸化鉄の顔料)染めのものと、その中に雲母の破片をちりばめたものと、どちらにするか施主さんと共に考慮中。
いずれにしても気持ちのイイ空間になるはずです。
貼り上がりはこんな感じ。
10年前に完成した住宅です。
現在も見た目、機能(脱臭、調湿etc.)共にまったく問題ありません。
紙、木、土などの自然材料は綺麗に(!)汚れていきます。
また施工途中経過はこの場で報告します。
その帰り、県美術館で「大ローマ展」をやっていたので、ちょっと寄り道。
展示内容、スケールともに圧巻です。
特に古代ローマ帝国初代皇帝のアウグストゥス座像には感激しました。
僕はどうも白大理石彫刻のあの質感に弱いみたいです。
荘厳というか、閉じ込められた歴史の渋い輝き、というか、計り知れない重みのようなものを感じてしまいます。
これから見られる方、県美術館のこのブログを読んでから行かれるとまた違った見方ができるかも、です。
http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/2009/12/000241.html