2010年02月の記事

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2010年2月22日(月) 22:58

紙だらけ

手漉き紙情報第2弾です。

天井の紙はベンガラ染めの紙の中に雲母の破片を漉き込んだ紙に決まりました。



壁に貼るロクタ紙は、大きな紙を1枚で貼るのではなく、1枚を4分割して、A3ぐらいの大きさにして、それをランダムに貼っていきます。
その4分割する準備作業は僕の事務所内でやっておきます。
紙を刷毛で線を引くように湿らせ、引き裂きます。(「食い裂き」と言います。)そうすることで、紙の繊維が自然な状態で現われ、貼った時により素朴な感じがでます。

いつもこの作業の時、事務所はこんな状態



食い裂きをして湿った紙をそのまま束ねておくと、その湿った部分がシミになって変色してしまうため、乾燥するまでは平置きしておかなければいけません。

その数600枚! 紙だらけ!

歩くのもままなりません

で、無事乾燥した紙を今日から現場施工です。
天井はシロウトさんには到底無理なので、プロの力を借りました。

 当然ですがさすがです。

壁は僕をメイン職人とするシロウト施工ですが、それがまた逆に味が出ます。
施主さんご家族も参加していただきました。

  何故か自然と笑顔になります。

あと1日、2日で完成です。完成品はまた後日。


ちなみに今日は特別な日!

 平成22年2月22日22時22分22秒

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2010年2月12日(金) 20:54

真っ白

<真っ白T.>

 

2月6日の朝、豊橋の街は雪で真っ白になりました。
ほんの一瞬の時間だけですが、豊橋にとっては大ニュースです。

スキーなどい行かれる方以外は、スノータイヤとかチェーンなどは常備していませんから、このぐらいで豊橋人はあわてちゃいます。

雪国の方たちからすれば、へっ?!ですよね。

<真っ白U.>

もうひとつの真っ白は、天下の奇祭 豊橋鬼まつり、です。

五穀豊穣、無病息災を願う、千年以上の歴史を持つ国の重要無形民俗文化財の祭りです。豊橋八町通にある安久美神戸神社でとりおこなわれます。

僕の事務所、自宅のあるエリアはその氏子15ヶ町のひとつ。
2月10日、11日街は鬼まつり一色です。

青鬼、子鬼、赤鬼、天狗たちがそれぞれを中心に”鬼付”と呼ばれる裃(かみしも)を着た若い衆たちを数十人引き連れて、街中を威勢のいい掛声をあげながら走り回ります。
その時、それを食べると厄除けになり、夏病みしない、と言われている白粉とタンキリ飴を撒き散らしながら、なんです。

だから街も人も真っ白。

街はこんな感じ 

人はこんな感じ   

街に賑わいと笑顔があふれる2日間です。

この祭りが終わると、何となく春の香りがしてきます。

鬼まつりを知りたい方はこちらへ
http://rakuyama1103.hp.infoseek.co.jp/

written by hom [日常] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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