2010年11月の記事

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2010年11月29日(月) 18:26

小春日和、現場(新居町現場報告vol.7)

10月の方が、ずっと寒かった今年。11月終わり小春日和昼下がりの現場です。
陽ざしたっぷりの様子がわかっていただけると思います。

住宅棟外部は足場がとれ、内部は左官さんの塗り壁の準備に入っています。

現在の現場写真と、完成予想模型、完成予想図との比較をしばし・・・

<外観>
 

 

<玄関>
          

<居間>
  

 

<3間続きのたたみの間>






店舗棟は内装工事の真っ最中。完成予想図はコレ


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2010年11月28日(日) 00:04

ユトリロ

豊橋市美術博物館で開催中のモーリス・ユトリロ展に行って来ました。



この展覧会を観るまでのユトリロのイメージは、
パリをこよなく愛し、その街角の風景を静かな穏やかな眼差しで見つめ続けた巨匠。
白いしっくい壁の建物と、遠近法を用いた表現が印象的な画風・・・ぐらいなものでした。

それらがこの展覧会を観ることで、そんな単純でないことがわかり、絵から受ける印象もまったく違うものになりました。

私生児、酒びたり、アルコール依存症、幽閉、孤独、屈折愛、自分より年下の義父、金のために絵筆を強制etc.etc.・・・

波乱に満ちたユトリロの人生を彩る過激なキーワードが並びます。

詩的で綺麗な絵であることは間違いないのですが、そうした彼の心の内面を少し知ることで、その感情がストレートにタッチや色に反映していることがわかってきました。

孤独な寂しい絵・・・

それにしても、白い壁や、建物の隙間から見える空の、言いようのない深みのある色づかいや表情は凄いです。

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2010年11月13日(土) 17:12

芸術の秋

秋真盛り、芸術の秋です。

よく、「センスがないから芸術のことはよくわからない・・・」といったニュアンスのことを言われる方がいますが、難しいことは抜きで、人がつくったものだけではなく、自然界まで含めて、
綺麗なモノ、美しいモノ、楽しいモノ、に接することで心が洗われ、潤うこと。
それがその人にとっての”芸術”なんだと思います。

ですから”芸術”は、千差万別、百花繚乱(!?)。

建築設計、デザインという仕事は、使用者の希望、立地上の規制などがあり、純粋に芸術作品をつくりあげる訳ではないのですが、ある側面からは芸術的な感覚を求められますし、盛り込みたいという願望もあります。

僕は心の”洗われ””潤い”フェチなので、普段の生活の中からも、綺麗なモノ、美しいモノ、楽しいモノを常に探し求めています。
そんな意識でいることで、自分の感性に少なからず磨きがかかり、仕事にも+αの効果は出ていると思います。

で、最近見つけた綺麗で、美しく、楽しいモノ。


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2010年11月6日(土) 11:23

感謝!

去年設計させていただき、OPENした美容室に、1周年御祝&点検を兼ねてお邪魔しました。

豊川のミチ美容室様。作品集⇒ 
http://www.hom-atelier.com/gallery/michi/index.html

愛情を目一杯注いでいただいているオーナーさんのおかげで建物は不具合なく、活き活きとしていました。

オーナーさんからお聞きした美容室に来られるお客様からの建物への評判・・・!

何となく、 『一度入ってみたかった』
何だか、  『あたたかい』
何でだろう、『落ち着ける』
       『元気になれる気がする』
       『帰りたくなくなっちゃう』
不思議だね、『自然と笑顔になれる』
      etc.etc.・・・・・空間、だそうです

これらの感覚をオーナーさんもお客様と共有し、毎日楽しくお仕事されている、とのこと。
HOMにとっては心から嬉しい言葉の数々です。

もちろん、オーナーさんたちの人徳、雰囲気、ご努力によるところだと思いますが、微力ながらその雰囲気作りのお手伝いができたことを誇りに思います。

HOMに依頼していただいたこと、完成までのご協力、建物への愛情、そしてオーナーさんたちのはじける笑顔・・・すべてに改めて、感謝!、です。

ありがとうございます

  

豊川稲荷前交差点をお稲荷さんを左に見ながら北進、東部中学校前6差路交差点をアナログ時計の4時の方向に曲がってすぐ右手にあります。
お近くの方も、遠くの方も、よろしくお願いします。

建物は完成を節目とすれば、もうそこを越えた時点で、汚れ始めますし。壊れ始めます。(極論ですが)
けれど、建物に気を使っていれば、いや気など使わなくても、”愛情”という心さえ持っていれば建物は廃れません。

キレイに汚れていきますし、美しく壊れていきます。

少し禅問答のような言い回しかもしれませんが、それなりの期間建築に携わってきた僕の経験上の1つの答えです。

街の中の住み手を失った建物が、見た目も雰囲気も朽ちていき、まさに廃屋になっていく・・・誰も何も触ってもいないのに、です。そんな光景を目にすることありますよね。
どちらが先なのかはわかりませんが、住み手の愛情、愛着という体温があると、建物には魂が宿ります。(と、思ってるのは僕だけでしょうか)       

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2010年11月1日(月) 13:14

冬!?現場(新居町現場vol.6)

まだまだムチャクチャ暑かった皮膚感覚が残ってるのに、いきなり木枯らし(*)っていわれてもなぁ、ですよね

そんな冬の便りの中、何となくそぐわない台風14号来襲のため、新居町現場は台風養生(強風で資材その他が吹き飛ばされないようにするための措置。建築現場用語)でした。

  
そのおかげで白いシートに覆われていた建物が束の間世間の皆様にお披露目です。

店舗棟は内部天井、壁の下地の軽量鉄骨組工事完了ですが、まだ外が見える状態・・・



住宅棟は外部のタイル工事が始まっています。



使用タイルはINAXの千陶彩というボーダー(形状が細い線状)タイル。
長さも厚みもバラバラで、イイ感じで手仕事の感覚がでますし、光が当たった時の陰影がまたラフな感じで綺麗です。好きな素材のひとつです。

内部は造作大工さん工事真っ最中。リビングです。



床は中国産の無垢カエデのフローリング、壁はスイス産氷河粘土塗壁材、天井は国産天然葦(ヨシ)のボード、大黒梁はアメリカ産松。

現代、建築現場もグローバル化の時代でしょうか?

地産地消の考えも頭の中にはあるのですが、流通経路に乗っている建材の方が実績はあるし、経年変化への対応もある程度予測ができます。そしてコスト的に間違いなく有利であることも選択の大きな要因です。(でも、施工者サンから言うと、HOMサンの使う材料は決して普通に流通経路に乗ってるもんじゃないですよ!って言われるんですが・・・そうかなぁ?)

(*)豆知識;木枯らし1号⇒
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091100254975.html

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