民俗学において、日本人の伝統的な世界観のひとつに「ハレ」と「ケ」があります。
「ハレ」は祭り、儀礼などの”非日常”、「ケ」は普段の生活である”日常”をあらわし、「ハレ」の場においては、衣食住や振る舞いなどを「ケ」とは明確に区別します。
今日、施主さんにとっての、その「ハレ」の日である建前と上棟式でした。
抜けるような青空、桧の木の香り、餅投げの時の投げる側、拾う側双方の満面の笑顔、そして何よりも施主さんの笑顔。
場も雰囲気も心も、まさに”非日常”です。
こんな素敵な「ハレ」の日を何度も経験できる僕たちは幸せモノです
ちなみに、「ケ」(=日常)の生活が順調に行かなくなることを「ケガレ」(気枯れ)って言います。
明日から現場は「ケ」に戻ります。
再度心を引き締めて「ケガレ」のないよう気をつけます!