手漉き紙情報第2弾です。
天井の紙はベンガラ染めの紙の中に雲母の破片を漉き込んだ紙に決まりました。
壁に貼るロクタ紙は、大きな紙を1枚で貼るのではなく、1枚を4分割して、A3ぐらいの大きさにして、それをランダムに貼っていきます。
その4分割する準備作業は僕の事務所内でやっておきます。
紙を刷毛で線を引くように湿らせ、引き裂きます。(「食い裂き」と言います。)そうすることで、紙の繊維が自然な状態で現われ、貼った時により素朴な感じがでます。
いつもこの作業の時、事務所はこんな状態
食い裂きをして湿った紙をそのまま束ねておくと、その湿った部分がシミになって変色してしまうため、乾燥するまでは平置きしておかなければいけません。
その数600枚! 紙だらけ!
歩くのもままなりません
で、無事乾燥した紙を今日から現場施工です。
天井はシロウトさんには到底無理なので、プロの力を借りました。
当然ですがさすがです。
壁は僕をメイン職人とするシロウト施工ですが、それがまた逆に味が出ます。
施主さんご家族も参加していただきました。
何故か自然と笑顔になります。
あと1日、2日で完成です。完成品はまた後日。
ちなみに今日は特別な日!
平成22年2月22日22時22分22秒