日本のワールドカップは終わってしまいました。
結果としては心残りな部分はあるけれど、日本サッカーの新しい夜明け、ですよね。
個人的には、あのメンバー、あの勢いでスペインとのガチンコの真剣勝負を見たかったなぁ、というのが本音です。あと、俊輔、大丈夫かなぁ?・・ということも。
岡田監督が名将(と突然言われるようになった!?)と言われる理由のひとつに、彼の緻密な情報収集と分析能力が上げられるそうです。
ワールドカップは国の威信をかけた戦いという側面もありますから、そういう水面下での動きもかなり激しいものになっているようですね
今日はその「情報」のお話。
現代社会は情報が氾濫している、と言われて久しいですが、確かに選択できるメディアは数限りなくあり、それぞれの情報量も恐ろしくなるほどたくさんあります。
その中から、本当に自分が必要としているモノ、プラスになるモノを取捨選択するのは至難の業です。
僕はいろいろな情報を見たり、集めたりするのは決してきらいではないので、手前味噌ながら引出しは多いほうだと思っています。
けれど弱点は、選別処理分析能力に欠けるため、その情報をどの引出しに仕舞ったのかを忘れてしまうこと・・・
ですから岡田監督のようにその能力に長けた方は文句なしにリスペクトです。
それにしてもこの「情報」という漢字、面白いと思いませんか?
何となく暖かい感じの<情け>に、何となく冷たい感じの<報>。
語源としては諸説あるようですが、明治時代に文豪森鴎外氏が和訳したという説があります。
何故<情け>なのか?
人は何かを知りたい時、ただ<報>が欲しいわけではなく、その時の状況に応じて、興味・感性なんかを加味して入ってくる<報>を自然と選別しているんですね。
その興味・感性などが<情>。
サッカーで言うと、相手チームを知りたい時、FIFAランキングが何位だとか、攻撃的なのか、守備的なのか、などが<報>。
個々の選手のクセ、ムラなどを見極め、どう対応するか、と考えながら見ることが<情>。
サッカーだとちょっとわかりづらいですね
温泉にします
温泉がある、という物理的地理的なことが<報>。
その温泉にどんな効能があるのか?露天風呂はあるのか?食事は美味しいか?女将さんはキレイか?etc.etc.自分の興味・感性で取捨選択することが<情>。と言うわけです。
なるほどー!さすが文豪って思いませんか?