Panasonicが介護用洗髪ロボットを開発中という新聞記事が目にとまりました。
理美容業界では、すでにタカラベルモントはじめ数社が、オートシャンプー(自動洗髪機)として開発、販売し広く出回っているのにいまさら、といった感覚だったからです。
けれど記事を読んでみて、なるほどー、でした。
今、理美容室でお目にかかる自動洗髪機は水流と水圧でシャンプーするのですが、Panasonic洗髪ロボットは、頭の形状をセンサーで読み取り(!)、16本の指(!)でシャンプーしてくれるんだそうです!
今人気のマッサージチェアのあの微妙な力加減のシャンプー版だそうですが、何ともそそられますよね。
記事にあるように、介護の現場では本当に切実な問題として重宝にされそうですし、個人的にもシャンプーって何となく今日はめんどくさいなぁ、と思う時ありますもんね
記事を読んでいて、脳裏に蘇ってきたのがこの人間洗濯機
。
1970年大阪万博のSANYO館で展示されていたものです。
当時小学生だった僕は実物のそれ(正式名称は”ウルトラソニックバス”というそうですが)を見て、
これこそ未来だぁー!
こんな機械が家の中に普通に置かれる時代が来るんだぁー!
と、かなりテンションが上がった思い出があります。
(キレイなオネエサンが入っていたからだけ、という説もありますが・・・
)
なのにまだ、その時代は来ていません。
その理由は、詰まるところ現段階では、人間の手に勝るものはない、ということなんだと思います。
今出回っている自動洗髪機も、生え際、耳の後ろあたりなどは、最終的に人の手で仕上げるということになっていますし。
あえてそこに踏み込んできたPanasonic。
”ロボット”と名称をつけただけに完成品がとても楽しみです。