2010年12月の記事

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2010年12月30日(木) 22:27

リセット

いつの間にやら年末です。

自分の身の回りを浄化するが如く整える年末。
そして、1月1日AM0:00になったとたんにいろいろなことがリセットされる日本人の精神性。

素敵な慣習、感覚ですよね。

けれども、年末結構大変なので最近は、まっ、いいかー、ぐらいな程度に浄化はイイ加減にやってます。どっちみちリセットされるし

新居町の現場は店舗棟の足場がとれて新年を迎えます。

何となく区切りがついて気持ちがいいです。


もしこのブログを見ていただいている方がお見えになれば
今年もお付き合いありがとうございました。

来年も、つたなく、そつなく、のんびりと行こうと思います。
よろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください。

written by hom [日常] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2010年12月23日(木) 00:22

X'mas

日本全国イルミネーション全盛です。

豊橋の街もがんばってます


イルミネーションがあることで街もそれなりに活気づく、いつもは暗い街も
華やかになる、クリスマスの雰囲気も盛り上がる、決して悪くはない・・・

けれど、けれど、です。
ちょっと間がありすぎることと、色が青主体なことで、個人的には豊橋の夜の顔は、少しばかりもの悲しく感じてしまいます。

青色のイルミネーションは安価である、とか寿命が長いとか、いろいろな説を聞きますが、青、白主体だと、寒い冬の夜がより寒く感じてしまうのはぼくだけでしょうか?

ベタ、というか、トラディショナルというか、このイルミネーション、

とっても綺麗です。ほっこりとさせてくれます。

こちらの色、雰囲気のほうが、不景気な今の日本を元気づけるにはぴったりだと思います。

設計室HOMの隣の喫茶店カナディアンコーヒーハウスさんです。
もう少しの間は点灯しているはずなので、ぜひご覧ください。

ココロ、温まりますよ。

written by hom [街中採取] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2010年12月19日(日) 17:39

年末、現場(新居町現場vol.8)

言いたくないけれど・・・
早いものです。もう12月半ば。
これで、X'masが来るまでは何となく余裕をかましているんですが、25日が過ぎた途端に、エっ!?ウソ!?みたいな感じであせり出す・・これも毎年恒例の自分

来年早々の完成に向け、現場もフル回転です。

建築はやらなければならないことが本当にたくさんあります。それも順番通りにひとつずつ、々々、人の手で。

そうした職人さんたちのおかげで、建物は出来上がっていきます。
何度見ても、何時見ても、その仕事ぶりには惚れ惚れします。

 
    

常々、コスト、機能、デザインのバランスのとれた建物を創りあげようと思っています。
そのためには、建築家のひとりよがりはいけません。
お施主さん、工務店の監督さん、職人さんたちとコミュニケーションを充分にとり、それぞれの立場での意見、主張をバランス良く取捨選択していく。
その采配を僕は任されているんだと思っています。

バランス良く出来上がった建物は、完成時誰もが笑顔になります。

この現場も、その着地点を目指してあとちょっとです。

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2010年12月17日(金) 13:43

年末放浪vol.2

今回は”ブラHOM"大阪レポート。

いろいろブラブラしましたが、最大の目的は10月にOPENしたユニクロ心斎橋店。
心斎橋のど真ん中に建つユニクロが、世界に向けたショーケースと位置づけるグローバル旗艦店です。

トータルプロデュース 佐藤可士和氏、店舗プロデュース 片山 正通氏、
外装・内装デザイン 藤本 壮介氏、照明計画 戸恒 浩人氏、+日建設計+大林組、
という、今の日本を代表するメンバーによる成果品を体感したくて行ってきました。

凄かったです。

何がーーーー?って、建築も、インテリアも、ユニクロの商品数も、ディスプレイの見せ方も、スタッフの質も、客の数も・・・すべてに計算づくの斬新さと勢いを感じました。

不況と言われて久しい今の時代にあって、常に元気いっぱいのユニクロ。
その理由がわかる気がしました。

特に凄かったのは、ダウンジャケットをイメージしたという、真っ白なモコモコした外観。



泥臭いイメージのある大阪の街には似合わない(大阪の方ゴメンナサイ)洗練されたイメージです。

ところが夜・・・

!!!!! LEDの制御技術を駆使した全面広告等に!

  
 

派手で、綺麗で、楽しくて、飽きずにひとり大阪の街で口を開けて眺めてました。

外装材はETFE(エチレン四フッ化エチレン共重合樹脂)という、軽量で透光性のある
熱可塑性フッ素樹脂フィルム(厚250ミクロン)だそうです。イメージとしてはドームを覆っている幕。海外のスタジアムなどでは使用実績はあるんですが、日本では初めてです。

ダウンジャケットの雰囲気をだすために2.7Mグリッドに金物で4方を固定し、その中に強制的に空気を送り込み膨らませているそうです。
その中に1グリッド64個のLED光源が組み込まれています。

惜しまれながら2年前に解体された、高松伸氏設計のキリンプラザ大阪(→HOMブログ)は、白色のみの4本の巨大行灯(内に5200本の蛍光灯)がそびえ立つ、大阪の街のシンボル的存在になっていたんですが、このユニクロは現代のフルカラー行灯として、新しいシンボルになり得るインパクトがあると思いました。

新しい技術、新しい感性、そしてそれを実現させた元気いっぱいのユニクロは、文句なしにリスペクトです。

帰り際に楽しい気分にさせてもらえた久々の大阪放浪でした。

written by hom [放浪] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2010年12月3日(金) 22:04

年末放浪vol.1

11月2週続けて日帰りですが、東京、大阪へ行って来ました。

自分自身の活力源の”都市放浪”、ブラタモリならぬ”ブラHOM”です

今回は東京レポート。

豊橋発AM7時〜23時着の16時間放浪。

まずは港区の外務省飯倉公館近くの交差点に屹立する”ノアビル”へ。

 
ベルリン大学哲学科卒業という経歴と、その作風から「異端の建築家」、「孤高の建築家」と呼ばれる白井晟一の設計です。
雑多な東京の街においても圧倒的な存在感を醸し出していました。

少し地下鉄を乗り継いで、青山の明治神宮外苑銀杏並木へ。


よくドラマに登場する東京の名所のひとつですが、これはどうしても自分の眼で確かめたかった風景のひとつです。

銀杏並木の入口に立つと、中央に見える建物(聖徳記念絵画館)に向かって道と並木が集束するイメージがありますよね。
もちろん遠近法のそれを狙って、計算づくで植えられたものなんですが、実はその効果をさらに強調するために、銀杏の木は手前をいちばん高く、そして奥に行くにしたがって、わざと順番に低くしてあるんです
その効果は・・・一目瞭然ですよね。街中(まちなか)のトリックアートです。

その後は、今回の東京行の本来の目的の所用を、新宿→早稲田→大塚→町屋→日比谷→豊洲→ビッグサイトと、わざと遠回りと道草をしながら数時間こなし、最後に今年2回目の東京スカイツリーを見てきました。

3月の1回目の時の高さは311m、今回は494m!
着いたのが夜、それも雨・・・周囲も空も暗く、スカイツリーの中間展望台は雲に隠れ(!)見えませんでした

自分の身体で、自分の眼で、それこそ五感フル稼働の16時間。
心地良いかなりの疲れと、新しいモノに触れた少々の興奮で、思い切りリフレッシュできた1日でした。

次回は大阪レポート!

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