秋深まる10月某日、新しい住宅のOPENHOUSEを開催しました。
来て頂いた皆さまに改めて御礼申し上げます。
同じ日、プロカメラマンによる完成写真の撮影もしました。
近日中にWORKSに載せます。ご覧ください。
今回の住宅、コンセプトは、車椅子の生活をおくられる母上のための家。
車の乗り降りも濡れずにできるビルトインの屋根付駐車場、そこから部屋の中まで段差無しで入れます。
母上のお休みになられるベッドを家の中心に備え、夜付き添って寝られるように、布団が敷けるタタミコーナーを設け、広い廊下、広い浴室など母上のために可能な限りのスペースを使いました。
けれど残念なことに、設計図面が出来上がった頃、母上はお亡くなりになりました・・・。
お施主であるご姉弟は熟考された結果、車椅子で使いやすい家は健常者にも使いやすいはずだ、という結論になり、多少の変更はあったもののほぼ元図面通りの形で完成に至りました。
そんな悲しい出来事が起きたため、今回の住宅、お施主さんとの出会いから完成までほぼ2年が経とうとしています。
人生、そして無常について考えることのできた貴重な時間でした。
この場をお借りし、改めて母上のご冥福をお祈り申し上げます。
プロローグとして、少しだけ写真を・・・。