陽ざしが暖かく感じられる秋晴れの日、まさに”芸術の秋”を堪能してきました。
尾張一宮の
三岸節子記念美術館と稲沢の
荻須記念美術館へ。
三岸節子記念美術館では、伝説の洋画家と称される佐分眞展。
荻須記念美術館では、荻須高徳生誕110周年記念展。
お2人とも愛知県出身の大正末期から昭和にかけ活躍された洋画家です。
その時代パリに渡られることだけでもかなりの覚悟がいることなのに、そこで絵を究めようとされたお2人の気迫が迫ってくるような絵ばかりでした。
佐分氏の描く人物、ディテールは荒いのに、少し離れて見ると圧倒的な存在感で迫ってきます。
荻須氏の描くヨーロッパの古い街並み、汚れた雑然とした風景が、たぶん実際の風景より美しく汚れ、けれど現実的に感じられました。
素直に感動できた1日でした。
芸術の秋に関わらず、常に意識してイイモノに接しなければいけませんね。
特に心に残った絵を載せておきます。
佐分眞氏
「貧しきカフェの一隅」
「ステッキの老人」
荻須高徳氏
「果物屋」
「パンとケーキの店」