七猫と暮らす家、HOMとしては「工事監理」という業務の連続の日々です。
工事監理とは、図面通りに建物が出来上がっているかをCHECKすること。
しかし現場は、刻々と状況変化するナマモノです。図面通りに!という
杓子定規の感覚だけではなかなかうまく進みません。ましてや職人さん
という人が介する作業ですから尚更のことです。
おまけに出来上がってくると、お施主さんとしても視覚的機能的に具体的に
なってこられるため、想像していたものと違う、といった感覚も出てきます。
お施主さんの納得度を上げることを第一目標にしているHOMとしては、
最優先対応事案です^^
それが例えば、手直し、という結果になった時、その収め方、収まり方に
普段から現場での、工務店監督さん、職人さんたちとのコミュニケーションが
どれだけとれているか、で差が出てきます。
もちろん予算調整(誰の負担か?)を含めて対応する訳ですから、その道筋を
誤ることで現場の雰囲気を壊してしまったら元も子もありません。
それにしてもこうして写真を並べていると、建築現場というのは本当に
たくさんのプロの方たちが関わって出来上がるんだなぁ、と改めて感じます。
そういうプロの方たちに囲まれて、お施主さん、工務店監督さんと全員同じ
立ち位置で、少しでも良いものを作ろう、というベクトルを共有するために
その時点での状況、空気を読み臨機応変に采配すること。
そう、まさにオーケストラの指揮者(コンダクター)の役目をさせていただく
ことが、「工事監理」の中心業務であり、醍醐味です。
必要なのはまず、技術力より人間力だと思っています。
現場は最終段階、追い込みです。