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2011年7月11日(月) 23:01

被災地Vol.2

被災地Vol.1からの続きです。

大槌町へは、東北新幹線新花巻駅から車で向かいました。
国道283号線、通称釜石街道を西進、途中”遠野物語”で有名な遠野市を経由して、約2時間半で釜石に着きます。

道路沿いに現れる内陸部の街々には、普通の生活風景があり、東北の山あいの、のどかで落ち着いた初夏の陽ざしと緑に溢れていました。

何も変わってないんだー・・・、よかったー・・・。

そんな錯覚は釜石市内に入っても、しばらく続いていました。

しかし中心街に入ってくると・・・、

右手少し高台にある、新日鉄釜石の敷地内に、下から見上げてもわかるほどの瓦礫の山。 

左折してJRの線路下をくぐる道路上にある道路標識がめくりあがっている! 

JRの駅と新日鉄は少しばかり高台にあり、難を逃れましたが、そこから先の中心街は壊滅状態です。

風景が一変します。いきなり、です。

     

街並みはある、建物もかろうじては残っている、けれど、人がいない。

ゴーストタウン。

建物は1階から3階あたりまで、爆破されスケルトンになってしまったかのような状態です。
もうぐちゃぐちゃ。


釜石の街から北へ、三陸海岸沿いに10数Km走ると大槌町ですが、その道すがら、結局言葉を発することができませんでした。

出てくるのは驚愕の吐息とタメ息ばかり・・・。

大槌町に入ります。⇒Vol.3で。

written by hom [考・想・感] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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