2008年6月8日(日) 22:44

体感

5月下旬に今年3回目の大阪に行って来ました。

1回目は正月に次男坊とふたりで。
8月に封切りとなる浦澤直樹氏原作の「20世紀少年」の中でストーリーのキーワードになっている大阪万博の跡地へ。


父親は38年前の感動感激を想い出し改めて感動し、息子はコミックの中で何度も見た、
”ともだち”が”反陽子爆弾”を隠した場所のホンモノ!?を見ることができて感動していました。

岡本太郎作「太陽の塔」は40年近くの歳月を経てもなお、充分な存在感を放ちながら佇んでいました。

さすが、です。
創った人も、造った人たちも、残した人たちにも、拍手、です。

2回目は仕事がらみで。

帰りに少しだけ安藤忠雄氏設計のサントリー美術館に寄る事ができました。
デザインもハードも経年による衰えはまったく感じさせず、これもまた、さすがです。

3回目も仕事がらみで。

ここ数ヶ月お手伝いさせていただいている空中庭園に置くガーデンファニチャーをショールームで実物確認するために。
カタログの写真だけでは質感も素材感もわからなかったため、ま、新幹線にも乗れるしいいかってことで行って来ました。
実物を見てコレなら充分お客さんにご提案できる、と確信できたことと、久しぶりに大阪の街をぶらつけたことで大満足な1日でした。

特に、図らずもこれで見納め、というモノが2つ見れたことが、僕にとってはウレシイことでした。

ひとつは有名なコレ。


もうひとつは、阪神タイガースが優勝した時に皆が飛び込む橋(戎<えびす>橋)のたもとに建つ、キリンプラザ大阪。

20年前竣工時に見に来た時に受けた強烈なインパクトは忘れられませんし、その時間を経てもなお、同じ存在感がありました。

もうすぐ解体されるそうです
日本の建築の一時代を作った建物だけに残念です。

机の前で得られる情報だけで満足しないで、自分の脚で、眼で、そこの空気感の中で体感することの大切さを改めて感じた、大阪での数日でした。

written by hom [放浪] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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