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2010年4月4日(日) 00:16

ひかりと風、あふれる家 PartT

WORKSに新しくUPした”ひかりと風、あふれる家”を違う観点からご紹介

3月始めのOPENHOUSEに来ていただいた方たちが送ってくれた感想メールをちょっと拝借させていただいて、写真とともにご覧ください。(GREENの文字はいただいたメールからの抜粋

アイデア満載で一つ一つに驚きました。試験管は、実験だけに使うのではなくちょっとした花を生ける物として使える。壁に貼るものは、クロスと決まっていない。和紙やいぐさで仕上げることもありなんですね。

 季節の花で生活に彩りを。試験管一輪挿しです。

 畳の間。前回のブログでご紹介した”紙だらけ”の完成品です。イグサボード、畳、手漉きの紙・・・日本人のDNAが刺激されます。

世界に一つだけの物を設計してもらえてお施主さんも嬉しいと思います。
お施主さんだけでなく、このお家に来た方も楽しめる空間がたくさんでした。

奥さんのパソコン室は、閉鎖感をなくすためにキッチン側に小さな開口があるなど、あの空間気に入りました。

  
 2畳のPCROOMです。一人でこもるのが寂しくなったら、いつでも皆とつながります。

2階の本棚と壁との空間・・・好きです。
 狭い狭い書庫です。何故か不思議と落ち着く、と評判の空間です。

子供部屋のロフト。隣同士会話できるように小さな開口があるところが面白いです。なんだか秘密基地のような空間に感じました。
 住宅は、鍵を掛けてこもる場所をつくるのではなく、どこでもこんな感じでつながっていたいと思っています。

続きは PartUで

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2010年3月14日(日) 00:27

天使と悪魔

毎年恒例行事の、東京お台場ビッグサイトで開催されたJAPANSHOP,建築建材展に行ってきました。

 

現実、こういう見本市は、昨今のデジタル化の流れとは逆行している感は否めませんが、やはり自分の体で動き、見て、触って、話して得た情報はパソコン画面から得られるモノとは完全に「質」が違います。
と、いう理由をつけて、ただ豊橋から逃げ出したいだけ、かも。

今ちょうど計画している物件にいろいろと引っかかるものが多く、思いのほか長時間ビッグサイトにいました。
見終えて、たまったカタログ類を宅配便にお願いした時点で、さあ、どこ行こう?って、僕の中の虫が騒ぎだします。

今回は、以前からホンモノをどうしても見たかった建材のショールーム目指して墨田区に向かいました。
その道中、ビルの隙間からチラッ、チラと見えたのが運のつき、次の目的地の決定です。
かなり遠くからなのに、かなりのインパクトで迫って来たのは、コレ

    
新東京タワー、”東京スカイツリー”です。

現在の高さ311b、最終的には634bですから、単純に今の倍!

半端ないです。

計画、設計、施工というと簡単ですが、こういうものを作ろうと決断しGOサインをだした人、それを現実に建てるための構造計算、そして未知の世界である施工技術や方法の模索・・・凄いです。
世界に君臨する日本の建築技術の粋の中で、なおかつ選りすぐりの英知を結集している、といっても過言じゃないと思います。

現場周辺からも、そんな空気感がビシビシ伝わってきていました。

百聞は一見に如かず、です。2年後の春完成だそうです。

心地良い緊張感を味わった後は、これもまた以前からぜひ歩きたい、と思っていた、下町の商店街、日暮里の谷中銀座へ。

  

道路の狭さ、人の混み具合、隣り合う店同士や店の人と客の距離感がなんとも絶妙で、購買意欲をそそります。イオンモールもいいけれど、やっぱりこれもありだよなぁ、と感じてしまう素敵な商店街でした。

商店街を抜けて、通称”へび道”と呼ばれる、大正時代までは川だった不思議なくらい、くねくねとへびのように曲がりくねった道(幅3〜4b)を歩きました。永遠にどこまでもくねくねしちゃうんじゃないかな、と思わせる楽しい小路でした。

 わかりづらいかな?

 途中にあった店

仕事が詰まってるんだから、用が終わったらさっさと帰れよー、という悪魔(?)の声と、たまにしかないんだからもっと放浪させてくれよー、という天使(自分にとって!?)の声のせめぎあいの中で、天使の現実逃避をとった自分。

褒めてやりたいと思います

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2010年3月10日(水) 10:32

好奇心

サーラグループ100周年記念講演へ行って来ました。

 世界のAndo! 

相変わらずパワフルで、ユーモラスで、時に現代社会への警鐘の意味合いでのシニカルな意見を交えながらの、とても刺激になる内容でした。

ここ20年ぐらいの間、十数回は拝聴している安藤氏の講演。
そんな僕の印象は、氏自体の立場も劇的に変化されているにも関わらず、言ってること、やってることの根幹がまったくぶれていないんです。
本当に凄いと思います。

安藤氏の話される言葉は難しくなくて、いつも自分の中の引き出しに”ストンっ!"と納まります。

そんな中で、今回特に印象に残ったキーワードは”好奇心”

好奇心があれば目標ができる、外へ出る、元気が出る、結果街に活気が出る、日本が元気になる、という道筋(途中無茶苦茶はしょってますが・・)です。

今の日本好奇心旺盛で元気なのは中高年の女性だけ。
学生はじめ若い世代や中高年男性諸氏はまったくダメ、というのが安藤氏の意見。

確かに・・・

街に出ても、美術館に行っても、観光地に行っても、元気なのは中高年女性ですよね。中高年女性3人旅は絵になるけれど、中高年男性3人旅は何となくサマにならない・・・というのは偏見でしょうか?

結局、そういうイメージがつくぐらいたぶん、男性諸氏は動かれていないんだと思います。

世の中の中高年男性諸氏!(自分だけかもしれませんが・・!?)

もっともっと好奇心を持ちましょう!

どんどん動きましょう!

オヤジ3人旅行きましょう!

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2010年3月7日(日) 00:25

OPENHOUSE

手漉きの紙を貼った新しい住宅のOPENHOUSEを開催しました。

工事に関わった方、施主さんのお知り合い、町内の方、HOMをいつもサポートしてくれている建築のプロの方たちetc.etc.60数名に来ていただきました。

 

お忙しい中、来ていただいた皆様、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

OPENHOUSEがてら、完成写真の撮影もしました。

WORKSに近日UPします!

     

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2010年2月22日(月) 22:58

紙だらけ

手漉き紙情報第2弾です。

天井の紙はベンガラ染めの紙の中に雲母の破片を漉き込んだ紙に決まりました。



壁に貼るロクタ紙は、大きな紙を1枚で貼るのではなく、1枚を4分割して、A3ぐらいの大きさにして、それをランダムに貼っていきます。
その4分割する準備作業は僕の事務所内でやっておきます。
紙を刷毛で線を引くように湿らせ、引き裂きます。(「食い裂き」と言います。)そうすることで、紙の繊維が自然な状態で現われ、貼った時により素朴な感じがでます。

いつもこの作業の時、事務所はこんな状態



食い裂きをして湿った紙をそのまま束ねておくと、その湿った部分がシミになって変色してしまうため、乾燥するまでは平置きしておかなければいけません。

その数600枚! 紙だらけ!

歩くのもままなりません

で、無事乾燥した紙を今日から現場施工です。
天井はシロウトさんには到底無理なので、プロの力を借りました。

 当然ですがさすがです。

壁は僕をメイン職人とするシロウト施工ですが、それがまた逆に味が出ます。
施主さんご家族も参加していただきました。

  何故か自然と笑顔になります。

あと1日、2日で完成です。完成品はまた後日。


ちなみに今日は特別な日!

 平成22年2月22日22時22分22秒

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2010年2月12日(金) 20:54

真っ白

<真っ白T.>

 

2月6日の朝、豊橋の街は雪で真っ白になりました。
ほんの一瞬の時間だけですが、豊橋にとっては大ニュースです。

スキーなどい行かれる方以外は、スノータイヤとかチェーンなどは常備していませんから、このぐらいで豊橋人はあわてちゃいます。

雪国の方たちからすれば、へっ?!ですよね。

<真っ白U.>

もうひとつの真っ白は、天下の奇祭 豊橋鬼まつり、です。

五穀豊穣、無病息災を願う、千年以上の歴史を持つ国の重要無形民俗文化財の祭りです。豊橋八町通にある安久美神戸神社でとりおこなわれます。

僕の事務所、自宅のあるエリアはその氏子15ヶ町のひとつ。
2月10日、11日街は鬼まつり一色です。

青鬼、子鬼、赤鬼、天狗たちがそれぞれを中心に”鬼付”と呼ばれる裃(かみしも)を着た若い衆たちを数十人引き連れて、街中を威勢のいい掛声をあげながら走り回ります。
その時、それを食べると厄除けになり、夏病みしない、と言われている白粉とタンキリ飴を撒き散らしながら、なんです。

だから街も人も真っ白。

街はこんな感じ 

人はこんな感じ   

街に賑わいと笑顔があふれる2日間です。

この祭りが終わると、何となく春の香りがしてきます。

鬼まつりを知りたい方はこちらへ
http://rakuyama1103.hp.infoseek.co.jp/

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2010年1月29日(金) 23:16

大ローマ展

現在施工中の住宅の一部屋の壁、天井に手漉きの紙を、施主さんご家族と、HOMと、その他誰でもやってみたい人たちで貼ります。

その手漉きの紙を買い付けに名古屋の熱田にある「紙の温度」さんに行って来ました。



今回買ってきたのはネパール産のロクタ紙。
ナチュラルで素朴な風合いの手漉きの紙です。壁と建具に貼ります。

天井は同じ紙のベンガラ(第二酸化鉄の顔料)染めのものと、その中に雲母の破片をちりばめたものと、どちらにするか施主さんと共に考慮中。
いずれにしても気持ちのイイ空間になるはずです。

貼り上がりはこんな感じ。



10年前に完成した住宅です。
現在も見た目、機能(脱臭、調湿etc.)共にまったく問題ありません。
紙、木、土などの自然材料は綺麗に(!)汚れていきます。

また施工途中経過はこの場で報告します。


その帰り、県美術館で「大ローマ展」をやっていたので、ちょっと寄り道。



展示内容、スケールともに圧巻です。

特に古代ローマ帝国初代皇帝のアウグストゥス座像には感激しました。
僕はどうも白大理石彫刻のあの質感に弱いみたいです。

荘厳というか、閉じ込められた歴史の渋い輝き、というか、計り知れない重みのようなものを感じてしまいます。

これから見られる方、県美術館のこのブログを読んでから行かれるとまた違った見方ができるかも、です。
http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/2009/12/000241.html

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2010年1月11日(月) 20:02

初夢

エコパスタジアムにジュビロ磐田名波選手の引退試合に行って来ました。



2002年ジュビロ優勝時の選手を中心としたチームと、1998年フランスワールドカップ日本代表選手を中心としたチームという、自他共にサッカーファンを公言するぼくにとっては、まさに初夢のような1日でした。

カズ、ゴン、ヒデ、高原、藤田、福西、井原、前園、森島、城、北澤etc.etc.・・・ もうたまりません。
そこに矢部、ワッキー、土田のお笑い芸人各氏が入り、国歌独唱はミスチルの桜井氏、というサッカー以外でも楽しめる素晴らしいイベントでした。

  
  


そのついでに(!?)、ちゃんと建物のCHECKも忘れません。

   

エコパスタジアムのスタンドを覆うテフロン膜の屋根は、1点でピン支持された片持ちトラスを、スチールケーブルで天秤式に支える構造になっていて、「テンセグリック構造」といいます。
その支点には風圧をダンパーで吸収するという技術も組み込まれています。

外部遠目からも、その屋根とケーブルが意匠的にも利いていて、構造と意匠が見事に融合した迫力のある建物ですよね。

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2010年1月3日(日) 09:30

放浪vol.1


2010年 あけましておめでとうございます!

今年も設計室HOM及びHOMブログよろしくお願いします。                                                                              
<写真は知り合いにいただいた御年賀の品。素敵だったのでちょっと拝借。>

2010年放浪第1弾は、東京駒沢競技場へ高校サッカー中京大中京(vs神村学園)応援バスツアーでした。
朝6時半に出発し、途中事故渋滞、自然渋滞に巻き込まれながら、駒沢に着いたのはPM1時!
けれど素晴らしい天気に恵まれ、途中の富士山も

 文句なしでした。

スタンドでは、暑いとさえ感じてしまうほどの陽射しの中、両校の応援団で盛り上がっていました。
 

中京には残念な結果に終わってしまいましたが、これをバネにして次回頑張ってもらいたいと思います。


試合後は、帰りのバスには乗らないで、数時間でしたが東京の街をぶらつきました。

正月2日の原宿も渋谷も、想像はできていたけれど、人の数は半端ないですね。いったいどこから湧き出てくるんだろう?っていう感じ。
特に原宿、表参道の歩道の人口密度は1uあたり10人ぐらいの感覚、といったらわかっていただけるでしょうか?

もう大変

けれど、そんなことも含めてやっぱり都会はそれなりの楽しさがありますよね。

さあ、今年もさるくぞー、ブラつくぞー

written by hom [放浪] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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2009年12月25日(金) 23:11

ミニチュア

息子のサッカークラブチームの試合観戦で名古屋近郊の大学に行ってきました。近場ばかりでなく、県内、県外に遠征することも多く、僕としてはサッカー観戦だけでなく、いろいろなところに行けて、おまけに普段入れないような施設にも入ることができるという、トリプルに楽しめるお気に入りのレジャーになっています。

で、今回はこの大学。グラウンドは一級品の人工芝。キャンパス内の施設、樹木なども本当にしっかりと手入れがされていて、清々しいほど気持ちの良い大学でした。

その大学の敷地の入口にあるのがコレ。



郊外のせいもあるのですが、かなり遠くからでも認識ができ、ランドマークとしての役割を持つ大学の先進的なイメージを象徴する(たぶん!?)建造物です。
高さは目測ですが20数メートルぐらい。
こどもたちからも「おォー、スゲェー!」と声が上るほどインパクトのあるものです。

でも、どこかで見たことあるカタチ・・・?



パリの新都心デファンス地区の入口にそびえ建つ”新凱旋門”と呼ばれるグランダルシュです。

パリにある戦勝記念碑としての2つの凱旋門(エトワールとカルーゼル)を結ぶ直線(シャンゼリゼ通り)上(パリの都市軸と呼ばれています)に造られ、形も意識して現代的な凱旋門風にしたため、日本語訳としてはそう呼ばれ、パリの観光名所になっています。大きさは1辺約110mの立方体。

そう、そのグランダルシュのミニチュア版です。


こういった有名な建物のミニチュア版は、実は日本にはかなりの数存在しています。街中採取のテーマのひとつにしてみようと思います。

議論は分かれるところですが、その建造物が持つ、精神性、求心性、象徴性etc.を取り入れたい、ということなのでしょうか・・・・・・?
日本人のアメリカ、ヨーロッパへの”憧れ”がなせるワザかもしれませんね。

さっそく、身近で見つけた2物件。

 某豊橋駅ペデストリアンデッキ上のこの物件、原型は・・・

 ルーブル美術館のガラスのピラミッド。


 某広小路通りの入口の門、原型は・・・

 アメリカのセントルイスにある西部開拓記念碑”Gateway Arch”です。
大きさは巾、高さとも192m!凄い門です。

2物件ともまさにミニチュアです。

余談ですが、セントルイスのGateway Arch、
 こんな内部のトラムというエレベーターで、アーチの頂点にある展望室に行けるんです、って!
行きたいですねぇー

written by hom [街中採取] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

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MySketch 2.7.4 written by 夕雨