<< 前のページ | 次のページ >>

2009年9月16日(水) 21:48

夕焼け小焼け

朝晩の涼しさ(寒さ!?)、抜けるような青空、いわし雲、栗きんとん・・・秋ですね。

空気が澄んでいる分、夕焼けもキレイです。





意識しないとついつい普段の生活に流されて忘れがちな、綺麗なモノを素直に綺麗だと思う気持ち、感性。

大事にしようと思います。

豆知識

で、夕焼けを見てて、やはり口ずさんでしまう♪夕焼け小焼けぇの〜アカトンボー♪、の「小焼け」って何のこと?って疑問がわいて、調べてみました。

「小焼け」とは、夕日が沈んで暗くなった後に10〜15分すると、もう1回赤く明るく光ること、なんだそうです。

「ふーん・・・」ぐらいの感想です。

ちなみに国語辞典の意味は、

「夕焼け」と語調をそろえていう語。

つまり、特に意味はない、単語として組み合わせてリズムがいい、ということです。

何か、こっちの方がしっくりきますよね。

同じような語に、「仲良し」を調子良く言った言葉(大辞林)で、「仲良しこよし」があります。


小焼け?

written by hom [日常] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年9月7日(月) 23:03

スーパーフレーム!

街の中で見つけた感動モノ、噴出しモノ、何か面白いモノ。

僕が尊敬して止まない、赤瀬川原平、藤森照信氏らによって発足された
路上観察学会。そのコンセプトが大好きです。

<路上観察学会とは?>
路上に隠れ潜む、通常は景観、美観とはみなされない建物、看板、貼紙などを採取、博物誌的視点や見立てによって解読している。

<文春文庫「路上観察 華の東海道53次」より抜粋。>


そのコンセプトにのっとり、自分で採取したものを、
これからこのカテゴリーに載せていこうと思います。

その第1弾!


少なくとも僕がこの建物(?)に気がつき始めてから10数年になります。

普段建物を設計させていただいている者として気になって仕方がない存在です。
何故壊れないんだろう?・・・というより、建物っていうのは、自分たちが考えているよりも、はるかに強いんじゃないのか、と思わせてくれる物件です。

豊橋の強い北風にも、つい最近あったマグニチュード4にも、10年ぐらい前の5弱にも、集中豪雨にも間違いなく耐えてきたこの構造。

名付けて”スーパーフレーム!”

これを眺めていると、最近の建物は絶対過剰強度ですよね

written by hom [街中採取] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年7月20日(月) 22:45

現場報告

先日のブログで紹介した平屋の変形敷地の美容室、今日建前でした







レッカー車の排気ガスの匂い、木の香り、青空、掛矢(大形の木槌)の音、大工サンたちの掛声、施主さんの笑顔、そして餅投げ。

やっぱり現場は楽しいです

written by hom [現場] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年7月13日(月) 19:25

再び、カリスマ

浜松の安藤忠雄氏の講演会で火がついてしまい、昨日までの会期だったこともあり、大阪の「安藤忠雄建築展2009」に行ってきました。

場所は天保山にあるサントリーミュージアム。
隣にある海遊館駐車場は日曜日、そして久しぶりのスッキリ青空のおかげなのか、超!満員でした。

混んでて見るのは大変だろうなぁ、なんて他人事のように安藤展に行ったら、こちらも凄い!
蒸し風呂状態でした。
年齢構成は若い方が若干多いけれど、老若男女入り混じり。
そこがまた安藤氏のなせるワザですね。

延長15〜16Mに及ぶ中の島の1/300の模型は圧巻ですし、ノルウェー、バーレーン、アブダビ、台湾の巨大プロジェクトの数々を拝見すると、いったいそのパワーの源は何!?って少し怒りをこめた口調で問いただしたいくらいです。

海外プロジェクトが27ヶ国にもおよぶと聞くと、放浪癖のある僕は、その現場を回るだけで満足しちゃいそうですが、そこに仕事が絡んできたら大変なんてもんじゃない、というのは容易に想像できますよね。

見学されている皆さんも感覚的には同じのようで、首を横に振ったり、小さくタメ息なんかついたりしながら、そのパワーに圧倒されてるみたいでした。

パワーをもらった勢いで、その後足を少し延ばして狭山市にある安藤氏設計の狭山池博物館に行って来ました。




相変わらずの、何回も曲がったり、上ったり、降りたり、回転したり、水しぶき舞う滝の中を通ったり、と博物館の入口にたどりつくまでの長−いアプローチを歩いているうちに、完全に安藤ワールドにはまっている自分がいました。

建物を作る、という枠を超え、周辺の環境をひっくるめて、全ての地形を考え、その一部に建物として要求されている機能を置く、という思考。

規模はとても追いつきませんが、そのデザインアプローチは自分の仕事にも充分参考になるなぁ、と改めて感じました。

それにしてもこの施設、日曜日の昼下がりにもかかわらず、人がほとんどいませんでした。

建物も、展示内容も、展示構成も素晴らしいのでぜひおススメです。しかも入場無料!

けれど、個人的には安藤氏の建物は人がいないほうが似合う、と思います

written by hom [放浪] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年7月11日(土) 20:13

豊橋物語

豊橋の街をより良くしようとまちづくり活動をしているプラスベータネットワーク主催のまちづくりワークショップに参加してきました。

いろいろな立場、職業の方たちが多数参加されていて、それぞれの観点でのまちづくりへの意識、考えが聞けて、とても面白く、楽しい時間を過ごせました。
まちづくりに興味のある方たちの集まりなので、少し偏る感もありますが、テンポ良く、活発な意見が飛びかって、市民の生の声の気がしました。

今回の結果は、最終的には市の企画政策課にプレゼンするそうです。
こうした市民レベルの活動は大切です


後2回開催されます。気になる方はこちらへ

written by hom [日常] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年7月6日(月) 22:14

カリスマ

浜松市(都心政策グループ都心未来創造会議)の主催で開催された、安藤忠雄氏の講演会に行って来ました。

本を買ったら

ご本人がサインしてくれました



「創造都市への挑戦」をテーマにした講演は2時間近くに及ぶ、語り口調、内容共に非常にパワフルで、元気のもらえる素晴らしい講演会でした。
けれど反面、今さらながら安藤氏の建築に対する姿勢、気構え、そして現実のその行動力の凄さに、改めて気付かされ、打ちのめされて谷底に突き落とされる感覚をもいただきました

目先の仕事にアップアップしているだけの自分は、ホント小市民だなぁ・・

安藤氏の追っかけ(というほどではないのですが、かなり高いアンテナははってきたつもりです)をはじめて20数年になりますが、本当に凄い!と思うところは、ストイックな建築そのものはもちろんのことですが、その間メディアに対する言動、内容が一貫してまったくブレていないことです。

雑誌、TV、講演会、著作本、そして現実の建物、それらが恐ろしいぐらいに1本のスジが通っていて、何の矛盾も破綻もないんです
このほどの実績を重ねてくると、言ってること、やってることに多少のブレがでできてもよさそうなものなんですが、それがない。

それに加え、今回の講演会で感じたのですが、もう建築家の枠を超え、地球環境の観点をはじめ、さまざまな分野での日本の、いや地球の「指導者(カリスマ)」としての雰囲気さえ持ち始めているような気がしました。それも大阪のおっちゃんの気さくさを持ち合わせたまま。

その手の届きそうにない実績と、どこにでもいそうな身近さ。その2つを絶妙なバランスで操りながら活動される安藤氏。

これからも追っかけです。

written by hom [考・想・感] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年6月25日(木) 21:21

お庭

先回の記事で紹介した和風のお庭が完成しました



奥行きのない庭を広く見せるように、緩やかな曲線で長手方向に大きな流れを造りました。
スギコケとタマリュウで山、中津砂利で川をイメージし、そこに敷石と飛び石で散策路。
樹木は常緑ヤマボウシ、コブシ、枝垂れモミジ(赤)、ソヨゴ、ツバキ、イロハモミジ、低木にドウダンツツジとヂンチョウゲ、生垣はラカンマキです。



出来上がったお庭を眺めていると、日本人のDNAが刺激されて、とても落ち着きます(変な表現ですが
日本人であることを再認識です。

秋、イロハモミジが真っ赤になるのが楽しみです。

written by hom [現場] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年6月13日(土) 11:49

osigoto

HOMさんのホームページ、最近ブログの更新は忘れた頃にはあるけれど、本業の方は変化ないね、大丈夫?・・・とのご心配をいただいてしまったので、
最近の仕事を少しご報告。

もうすぐ現場が始まる、平屋でゆったりとした美容室です。

変形敷地のため、くの字型の建物になりました。
こんな感じ。

開放感たっぷりの、明るく、暖かく、お洒落な美容室です。


現在設計真っ最中、街の中に建つ4人家族の家です。

住み慣れた市街地で、土地を少し移動しての建替えです。
間口に対して奥行きの長い街中の敷地での最適解を目指します。


現在計画初期段階、段差のある広い2つの敷地にまたがる店舗併用住宅です。

店舗と住宅がそれぞれが独立はしているけれど、全体としては大きなひとつの建物、というイメージにしようかと思っています。それぞれをつなぐ渡り廊下と中庭は、愛犬専用DOGRUNです。


和風のお庭の設計をしました。来週から植樹が始まります。

縁側でそれぞれの季節でいろいろな花、葉の色を楽しみたい、というお施主さん。住宅本体はモダンなイメージの建物のため、真・行・草のランクでいえば、少し遊び心のある”草”の庭です。

これからはそれぞれの現場の進行状況も節目ごとブログ上で報告します

written by hom [現場] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年6月8日(月) 22:56

ワールドカップ!

サッカー日本代表が来年のワールドカップ出場を決めました!

世間では何となく当然のような空気が流れていますが、実はとんでもないことなんです。


何が起きるかわからないサッカーの試合、それも国の威信がかかる(と期待される)プレッシャーの中での予選リーグ、おまけに約2年近くにおよぶ長丁場をくぐりぬけての結果です。

長年ワールドカップを見続けていると、サッカーの面白さ、厳しさ、そして何よりもプレーヤーたちの巧さに圧倒されます。
どの選手、どのチームを見ていてもそう感じます。

そうした世界レベルの中でも飛びぬけた才能と技術を持ったプレーヤーたちにとっても”夢”の舞台と言わしめるワールドカップ。そこに国旗を背負わせたモチベーション・・・・・
そこを勝ち抜いてくるのは簡単じゃありません。

だからこそ見ていて面白いし、感動もします。

来年2010年6月開催は第19回大会、南アフリカです。公式ポスターはこちら。


僕が見てきたワールドカップの歴史を少しだけ。来年見るときの参考にどーぞ。

第18回 2006ドイツ大会  日本代表中田英寿が引退。 負けた試合後ピッチに横たわる彼の姿は印象的でした。
第17回 2002日韓大会   日本代表初の決勝トーナメント出場。 日本でワールドカップなんて、隔世の感でした。
第16回 1998フランス大会 日本代表初出場。 ジダン率いるフランスの初優勝でした。
第15回 1994アメリカ大会 決勝PK戦でイタリアのバッジオがまさかの失敗。
第14回 1990イタリア大会 その後ジュビロに来たスキラッチが得点王。
第13回 1986メキシコ大会 マラドーナの伝説”神の手”、”5人抜き”。この大会から初めて日本でもBSのおかげで全試合見ることが可能になったと記憶しています。
第12回 1982スペイン大会 ブラジルの”黄金の中盤”<ジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョセレーゾ!>

と、ここまでは覚えています。それでも27年も経ってるんですね
(おっかしいなぁー?自分の中身はそんなに成長していないのに・・・

何はともあれ、
祝!岡田JAPAN

written by hom [日常] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

2009年5月18日(月) 23:11

ロビー活動

先日上野で見かけたあの、のぼり。

コルビュジェの国立西洋美術館世界遺産登録を審査しているイコモス(国際記念物遺跡会議)が、ユネスコ世界遺産委員会に対し、延期勧告をしたそうです。

この延期勧告で、世界遺産入りは事実上厳しい状況となるんだそうです。
最終的には6月22日からスペインで開かれる世界遺産委員会にて決定、ということになります。

ただ今回世界遺産入りを目指しているのは、フランス、ドイツ、ベルギー、スイス、アルゼンチンにある22の建物が一括して「ル・コルビュジェの建築と都市計画」という事で、6ヵ国の共同推薦なんですね。

日本の世界遺産においては、一昨年の石見銀山、昨年の平泉続き、3年連続の延期勧告になったんですが、石見銀山については、延期勧告を受けてから最終決定の委員会の間に行った、日本政府による「精力的」な「ロビー活動」のおかげで、世界遺産入りを果たしたそうです。

「ロビー活動」とは、”ホテルのロビーなどで、秘密裡に行われる政治家などへの働きかけ、及び圧力(!)行動”ということで、簡単に言えば、あの手この手を使い、自分たちの主張を実現させるために動く営業マンですね。(ロビィストって言うそうですが)

「コルビュジェの建築と都市計画」はまさに今、そのロビー活動の真っ最中、ということなんです。
6ヵ国足並み揃えて、ユネスコに対し、強力な圧力行動をしていただき、晴れて世界遺産登録されるよう、一建築人として願ってやみません

written by hom [考・想・感] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)] [TB(0)]

この記事へのトラックバックPingURL

<< 前のページ | 次のページ >>

MySketch 2.7.4 written by 夕雨